親子鑑賞教室 日展作家と一緒に展覧会を観て、作品創りも体験しよう!親子鑑賞教室 日展作家と一緒に展覧会を観て、作品創りも体験しよう!

「第10回日展 わくわくワークショップ」は日展会期中の日曜日、2023年11月5日、12日、19日の全3回、国立新美術館で開催されました。 受付、全体での説明や指導作家の紹介の後、各部門に分かれて実際に会場で作品を見ながら説明を受けたり、制作を体験したりして日展を楽しんでいただきました。

日本画

まずは会場で日本画の作品を鑑賞。教わる先生たちの作品の大きさにびっくり!
岩絵の具って何だろう?画材の説明や使い方を教わります。どうやって絵に色が付くのか、みんな興味津々です。
いよいよ制作開始。モチーフをよく観察しながらまずは鉛筆で下絵を描いていきます。
できたら、たくさんの岩絵の具からイメージに合った色を選び、膠(にかわ)を加えて指で混ぜあわせます。
色紙にていねいに彩色していきます。彩色後、ドライヤーで乾燥させたら完成です。
最後に作品を持ち、記念撮影。 充実した良い笑顔です!

洋画

今回は油絵に挑戦です!まずは画材の種類や使い方、描き方の説明がされます。
たくさんのモチーフの中から、描きたいものを選びましょう。
制作開始!モチーフを良く観察し、木炭で下書きをします。出来上がりのイメージを膨らませましょう。
デッサンが完成したら、いよいよ油絵の具で色を塗っていきます。筆だけではなく、ペインティングナイフも使ってみましょう。
完成!とってもキレイに描けました。額に入れてみて、記念撮影。
最後に会場をまわって、先生たちの作品を鑑賞。近くで観ると、そのすごさが分かりますね!

彫刻

はじめに、先生たちの紹介。彫刻に使われる、色々な素材の紹介をします。
いよいよ制作開始。いろいろな道具を使って、粘土の土台に模様をつけます。
模様をつけた土台に石膏を流し込みます。
固まったら、粘土をはがして完成です。
完成した作品を持ち、先生やお友達と一緒に記念撮影。
最後に、会場で先生たちの作品を鑑賞。とっても大きく、形も美しくてびっくり!お気に入りの作品を選んで記念写真も撮ります。

工芸美術

まず先生が制作の流れや材料について説明します。その後、いよいよ制作開始!デザイン画を漆の板に転写します。
イメージにあった卵殻や貝をえらび、ボンドで貼っていきます。みんな真剣です。
最後に、貝の粒子を蒔いて完成です。作品を手に持ち、記念撮影。
  • ●11月12日 〈陶〉七色粘土で器を作る
好きな色の粘土を組み合わせて、作りたい形になるように並べます。
水を含ませたさらしで粘土をつつみ、ムラが出来ないようにたたき伸ばし、器の型に乗せ、さらしを丁寧にはがして完成!
作品は先生が持ち帰って乾燥した後、窯で焼き、後日みなさんに渡されました。
  • ●11月19日 〈金工〉錫で小皿を作る
まず先生が制作の流れや材料について説明します。今回の素材は錫に初挑戦!みんな興味津々です。
デザインを考え下絵を描いたら、ケガをしないように色々な形の鏨で打っていきます。
仕上げに、先生が作品に着色をして完成です。素敵な作品になったかな?
全日程最後に、会場で移動して先生たちの作品を鑑賞。「工芸美術 探検隊」、プリントされた作品の一部をてがかりに、作品を探していきます。みんな見つかるかな??

はじめに、先生たちの紹介。制作の流れについて説明します。たくさんのお手本の中から書きたい文字を選びましょう!
先生の書いたお手本を見ながら練習です。何枚も練習し納得いくまで書き続けます。
次はいよいよ本番です。先生にアドバイスをもらいながら、清書。ていねいにゆっくり書きましょう。
文字を書くだけでなく、自分だけの「印(てん刻)」も作ります。
自分の作品を貼って、オリジナルのカレンダーを作りました。作った印もきちんと押せていますね!
最後は会場に移動して「文字の探検隊」、プリントされた作品の一部をてがかりに、作品を探していきます。「書」を身近に感じてもらえたでしょうか。

教材等ご協力いただきました

株式会社 栄豊斎 / 株式会社 吉祥 / 株式会社 玉蘭堂 / 株式会社 呉竹 / 株式会社 ケーエス / 株式会社 光雲堂 / 株式会社 ターレンスジャパン / 東洋額装 株式会社 / 株式会社 東海丸二陶芸 / 株式会社 平助筆復古堂 / 株式会社 墨運堂 / 松田油絵具 株式会社 / ヤマト 株式会社