特選
二宮弘一 「牛骨と卓上」
作者情報
日展会友
作品情報
第8回日展出品作品
F100
油彩
授賞理由
すべてを削ぎ落した牛骨の美は画家のモチーフの一つである。作者は画室の牛骨を通して死の内面と言うべき表現を、白黒の底音の色彩で描いている。現代は明るく軽やかなものが好まれるが、暗く沈んだ悲しみの空間表現はかえって魅力的である。