
内閣総理大臣賞
田中徹夫 「花の姿」
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日展会員
作品情報
第11回日展出品作品
72×225
仮名
授賞理由
力強い漢字を駆使した仮名で、真っ白な紙に艶やかな墨線が生き生きと潤渇も程よく配置されている。行間を大きめにとることで、文字同士のぶつかり合いを吸収して、心地よい余白となっている。時に緊張し、時に立ち止まるような緩急のある運筆の息づかいを感じさせるもので、筆文字の良さが存分に発揮された書である。