文部科学大臣賞
勝野眞言 「瀬」
作者情報
日展会員
作品情報
改組 新 第6回日展出品作品
150×120×65
授賞理由
湯上がりであろうか。椅子にもたれ、半眼でくつろぐ女性を等身大で制作する。横たわる体軀の、重心の表現がみごとである。椅子に掛けられた布が肉体を受けとめる。ブロンズによる具象彫刻は破綻がなく、作者の優れた技量を示している。
文展以来の受け継がれた具象の伝統が、現代の時代気分の中で本作に息づいている。