日展会員賞
伊庭靖二 「天平の月を想ふ Ⅲ」
作者情報
日展会員
作品情報
第9回日展出品作品
170×62×48
樹脂
授賞理由
作品全体からの流れが美しい。
頭部から爪先迄の土の糧塊の使途は的確で見事である。
本作品完成迄、多くの古寺に通い試作、習作に励まれたことだろう。
本人が憧れている天平仏像から得た技術が作品の手の表情を強め現代女性のフォルムにうまく合致し、より精神性の高い作品に達している。