主な作品

風のあと-萌し-
内閣総理大臣賞

上田久利 「風のあと-萌し-」

作者情報

日展会員

作品情報

第11回日展出品作品
154×58×68
石膏

授賞理由

台に腰をかけ両腕をやや後ろに回して座る裸婦像。顔や胸、胴部など健康的な生命感にあふれる。吹きつける時代の風を受けながらも希望をもって良い萌(きざし)をみつめる姿は豊満で力強い。頭部から下肢にかけての姿態は長三角の形に構成され安定感を漂わせる。石膏に金彩の着色も、たおやかな生命(いのち)の輝きを覚えさせて調和している。