
内閣総理大臣賞
武腰一憲 「月の器・帰路」
作者情報
日展会員
作品情報
第11回日展出品作品
60×31.5×18
磁
授賞理由
雲のかかった月を天板として人とロバと犬を照らして深い影が奥行を表現し、彩やかな青色が人物たちを浮き立たせている。板作りによる陶芸作品の器であるが、絵画的表現を組み合わせて物語を展開して見る者に心の広がりを感じさせてくれる。こうした手法は、この作者独自の世界観をみごとに表わすことに成功している。